豆知識:着物の種類と柄 着物の種類 ~黒留袖(袷・夏物)~ 留袖は、上半身に柄が無く裾だけに模様が入る黒地の着物です。「江戸褄(えどづま)」ともいいます。背・両袖・両胸の5か所に紋が入り、最も格が高い既婚女性の第一礼装です。金・銀・白の礼装用の小物、白の半衿、長襦袢、足袋を合せるのが決まりです。結婚式や披露宴などで新郎新婦の母親、既婚の姉妹、ご親族、仲人夫人が着用します。 「夏物」裏地のない単衣仕立てで、薄くて透ける生地の夏物の着物は盛夏の7月~8月に着られ、薄物とも呼ばれます。帯〆・帯揚や長襦袢も夏物をセットにしてお届けします。 ~色留袖(袷・夏物)~ 色留袖は、上半身に柄が無く裾だけに模様が入る着物です。当店では三つ紋の色留袖をご用意しています。 黒留袖の次に格の高い準礼装となります。既婚・未婚のどちらでも着用でき、式典の主役や、結婚式・披露宴などで新郎新婦の親族が着用します。 「夏物」裏地のない単衣仕立てで、薄くて透ける生地の夏物の着物は盛夏の7月~8月に着られ、薄物とも呼ばれます。 帯〆・帯揚や長襦袢も夏物をセットにしてお届けします。 ~訪問着(袷・夏物・単衣・付け下げ)~ 胸・肩・袖・裾などに模様がつながる様に染められた着物です。結婚式・披露宴・入園式・卒園式・入学式・卒業式などで着用できる略礼装です。パーティーや観劇、お出かけなどにもおすすめです。「単衣」、「夏」の表記がないものは袷の着物となっています。 「単衣(ひとえ)」裏地である胴裏と八掛を付けない単衣(ひとえ)仕立てのものは、6月、9月に着用します。現代では地域や気温に合わせて調節され、5月などにも着られます。 「夏物」裏地のない単衣仕立てで、薄くて透ける生地の夏物の着物は盛夏の7月~8月に着られ、薄物とも呼ばれます。 帯〆・帯揚や長襦袢も夏物をセットにしてお届けします。 ~紬~ 絹織物の一種で、真綿糸や玉糸などを用いた先染め・平織の織物のこと。全国各地で織られており、地名を付けたものが多く存在する。技術的に手間がかかるという特徴があります。 ~大島紬~ 鹿児島県奄美大島が発祥。結城紬と並ぶ高級紬の代表です。泥染めで知られており、独特の黒褐色の地色。光沢のあるしなやかな生地が特徴的。 ~牛首紬・白山紬~ 石川県の白山山麗のあたりで受け継がれてきた紬。釘に引っ掛けても破れないほど丈夫だとされ、強くしっかりとした独特の質感を持ちます。丈夫で軽く、滑りの良い生地です。 ~結城紬~ 茨城県結城市、栃木県小山市一帯で織られているもの。伝統的な技法で作られた結城紬は、国の重要無形文化財に指定されています。 ~振袖(袷・ポリ)~ 振袖は、訪問着と同様に胸・肩・袖・裾などに模様がつながる様に施されており、袖丈が長いのが特徴です。未婚女性の第一礼装として、二十歳の成人式や親族・ご友人の結婚式、結納、パーティーなどで着用します。袖を振る仕草は、「好き」「嫌い」のサインの他、厄払い・清めの儀式に通じます。結婚式や成人式の日に振袖を着ることは、人生の門出に身を清めるという意味を持つようになりました。 ~卒業袴~ 卒業袴は高校や短大、専門学校、大学の卒業式に学生や、先生が着用するお着物です。ちなみに卒業袴は二尺袖もしくは振袖の上から袴を着用します。当店では二尺袖の着物をご用意しております。 ~色無地(袷・夏物)~ お茶席や知人の結婚式、お子様が主役のお宮参りや入学式・卒業式に着用します。ちなみに色無地は、白生地を単一色に染めた着物です。無地ですが生地に様々な地紋が入っています。当店では一つ紋の色無地をご用意しています。 ~小紋~ 小紋は普段着として、お友達とのお食事や買い物など手軽に着ることのできる着物です。ちなみに小紋は全体に細かい柄が継続して描かれているのが特徴の着物です。当店では半巾帯をご用意しております。 ~産着~ 産着は、生後間もない赤ちゃんがお宮参りに着る着物です。「掛衣裳(かけいしょう)」「熨斗目(のしめ)」ともいいます。お宮参りは地方によっても異なりますが、男児は生後31日目、女児は生後33日目の、ほぼ一カ月後に行われます。お子様の健康と幸福を祈り、氏神様への初めての挨拶として神社を参拝する際に包むように着せてあげます。男児の産着には五つ紋が付いています。 ~男着物(アンサンブル・袴)~ 男性の着物の第一礼装は黒紋付・羽織・袴です。着物と羽織にそれぞれ五つ紋がつきます。袴は縞柄の仙台平が最もフォーマルな装いです。帯は博多織や紋織の各帯、羽織紐は房付きの白、半衿と足袋も白が一般的です。成人式や、結婚式・披露宴で着用します。 着物の柄 ~古典~ 桜、菊、松、竹、梅など四季の花々を主体とした伝統的な柄が描かれているもの。流行に左右されにくいとされている。 ~モダン~ 洋花やモノトーン調を主体とした現代的な柄が描かれているもの。個性的なイメージがあり、流行に左右されやすいもの。 date:2017.12.09 ←前の記事へ →次の記事へ
着物の種類
~黒留袖(袷・夏物)~
留袖は、上半身に柄が無く裾だけに模様が入る黒地の着物です。「江戸褄(えどづま)」ともいいます。背・両袖・両胸の5か所に紋が入り、最も格が高い既婚女性の第一礼装です。金・銀・白の礼装用の小物、白の半衿、長襦袢、足袋を合せるのが決まりです。結婚式や披露宴などで新郎新婦の母親、既婚の姉妹、ご親族、仲人夫人が着用します。
「夏物」裏地のない単衣仕立てで、薄くて透ける生地の夏物の着物は盛夏の7月~8月に着られ、薄物とも呼ばれます。帯〆・帯揚や長襦袢も夏物をセットにしてお届けします。
~色留袖(袷・夏物)~
色留袖は、上半身に柄が無く裾だけに模様が入る着物です。当店では三つ紋の色留袖をご用意しています。
黒留袖の次に格の高い準礼装となります。既婚・未婚のどちらでも着用でき、式典の主役や、結婚式・披露宴などで新郎新婦の親族が着用します。
「夏物」裏地のない単衣仕立てで、薄くて透ける生地の夏物の着物は盛夏の7月~8月に着られ、薄物とも呼ばれます。
帯〆・帯揚や長襦袢も夏物をセットにしてお届けします。
~訪問着(袷・夏物・単衣・付け下げ)~
胸・肩・袖・裾などに模様がつながる様に染められた着物です。結婚式・披露宴・入園式・卒園式・入学式・卒業式などで着用できる略礼装です。パーティーや観劇、お出かけなどにもおすすめです。「単衣」、「夏」の表記がないものは袷の着物となっています。
「単衣(ひとえ)」裏地である胴裏と八掛を付けない単衣(ひとえ)仕立てのものは、6月、9月に着用します。現代では地域や気温に合わせて調節され、5月などにも着られます。
「夏物」裏地のない単衣仕立てで、薄くて透ける生地の夏物の着物は盛夏の7月~8月に着られ、薄物とも呼ばれます。
帯〆・帯揚や長襦袢も夏物をセットにしてお届けします。
~紬~
絹織物の一種で、真綿糸や玉糸などを用いた先染め・平織の織物のこと。全国各地で織られており、地名を付けたものが多く存在する。技術的に手間がかかるという特徴があります。
~大島紬~
鹿児島県奄美大島が発祥。結城紬と並ぶ高級紬の代表です。泥染めで知られており、独特の黒褐色の地色。光沢のあるしなやかな生地が特徴的。
~牛首紬・白山紬~
石川県の白山山麗のあたりで受け継がれてきた紬。釘に引っ掛けても破れないほど丈夫だとされ、強くしっかりとした独特の質感を持ちます。丈夫で軽く、滑りの良い生地です。
~結城紬~
茨城県結城市、栃木県小山市一帯で織られているもの。伝統的な技法で作られた結城紬は、国の重要無形文化財に指定されています。
~振袖(袷・ポリ)~
振袖は、訪問着と同様に胸・肩・袖・裾などに模様がつながる様に施されており、袖丈が長いのが特徴です。未婚女性の第一礼装として、二十歳の成人式や親族・ご友人の結婚式、結納、パーティーなどで着用します。袖を振る仕草は、「好き」「嫌い」のサインの他、厄払い・清めの儀式に通じます。結婚式や成人式の日に振袖を着ることは、人生の門出に身を清めるという意味を持つようになりました。
~卒業袴~
卒業袴は高校や短大、専門学校、大学の卒業式に学生や、先生が着用するお着物です。ちなみに卒業袴は二尺袖もしくは振袖の上から袴を着用します。当店では二尺袖の着物をご用意しております。
~色無地(袷・夏物)~
お茶席や知人の結婚式、お子様が主役のお宮参りや入学式・卒業式に着用します。ちなみに色無地は、白生地を単一色に染めた着物です。無地ですが生地に様々な地紋が入っています。当店では一つ紋の色無地をご用意しています。
~小紋~
小紋は普段着として、お友達とのお食事や買い物など手軽に着ることのできる着物です。ちなみに小紋は全体に細かい柄が継続して描かれているのが特徴の着物です。当店では半巾帯をご用意しております。
~産着~
産着は、生後間もない赤ちゃんがお宮参りに着る着物です。「掛衣裳(かけいしょう)」「熨斗目(のしめ)」ともいいます。お宮参りは地方によっても異なりますが、男児は生後31日目、女児は生後33日目の、ほぼ一カ月後に行われます。お子様の健康と幸福を祈り、氏神様への初めての挨拶として神社を参拝する際に包むように着せてあげます。男児の産着には五つ紋が付いています。
~男着物(アンサンブル・袴)~
男性の着物の第一礼装は黒紋付・羽織・袴です。着物と羽織にそれぞれ五つ紋がつきます。袴は縞柄の仙台平が最もフォーマルな装いです。帯は博多織や紋織の各帯、羽織紐は房付きの白、半衿と足袋も白が一般的です。成人式や、結婚式・披露宴で着用します。
着物の柄
~古典~
桜、菊、松、竹、梅など四季の花々を主体とした伝統的な柄が描かれているもの。流行に左右されにくいとされている。
~モダン~
洋花やモノトーン調を主体とした現代的な柄が描かれているもの。個性的なイメージがあり、流行に左右されやすいもの。